なぜ空室は増え続けるのか? 2014/06/05 公開

2014-07-16

なぜ空室は増え続けるのか?

空室が増える理由

年々増加の一途を辿っている賃貸住宅の空室。
その背景には社会情勢が大きくかかわっており、空室の増加は時代の産物と言っても過言ではありません。厳しい現実は賃貸経営に関する情報を数字で表すと鮮明に見えてきます。

1960年代から1970年代前半の高度成長期を背景に起きた第二次ベビーブーム以降、人口は減少し続けています。さらに昨今の晩婚化・非婚化が拍車をかけ、少子化は社会問題までに発展しました。2010年の合計特殊出生率(女性1人が障害に出産する子供の数の推計値)は1.39人で、前年度の1.37人を上回ったものの、少子化問題が深刻なことに変わりはありません。現在、約1億2800万人の国内総人口は、2055年には8900万人まで減少すると推測されています。

国土交通省の建築着工統計調査報告によると2011年度(10月現在)の賃貸の新設住宅着工数は291,840戸にも上ります。人口が減り続けているにも関わらず、賃貸住宅の建設は絶えず行われているのです。その結果、需要と供給のバランスが崩れ、空室の増加は極限状態へと近づいています。

総務省のの住宅・土地統計調査の総住宅数と総世帯数から空室を割り出すと、平成15年から平成20年の5年間で、約100万戸もの空室が増えていることになります。現在、全国の賃貸住宅数はおよそ1700万戸。

そのうち、空室は410万戸にせまり、過去最高となりました。空室は18.9%にのぼり、およそ5件に1件が空室ということになります。都心部への人口集中により公害の空室率はさらに上昇することが考えられ、特に地方主要都市での空室率は高まっているといわれます。すごいえでは、新築物件の増加や少子化などといった状況がこのまま続くと想定した場合、30年後には1300万戸の空室ができると推測しています。

空室が増え続ける中、生き残る答えは市場にある!

賃貸住宅入居者の主な年代は20~30歳代。若い彼らが住みたいと思う部屋について、すごいえでは主要都市で男女500人のアンケートを行いました。

たとえば、家賃が安くても魅力のない部屋には住みたくないと答えた人は86.5%。そのほか、バス・トイレは別がいい、和室は必要ないという意見が大多数を占めるなど、賃貸世代層の生の声を聴くことで”今”求められている部屋の実像が見えてきます。

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20~23才は、新築物件より中古物件志向。
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